フランス語上達?パジャマスクをフランス語で楽しむ

あっという間に11月。
フランス国内もすでにクリスマスムードが漂っていますが、いかがお過ごしでしょうか。
クリスマスプレゼントの準備も着々と始めていかないと、ネットでのオーダーなどはクリスマスまでに間に合わないという事態に陥りますので十分注意してくださいね。
ワタシ、時々日本にいるフランス語学習中の友人・知人から
「フランス語上達の方法って何があるの?」
と聞かれます。
フランス語の語彙を知らぬ間に少しずつ増やす方法
フランス語の上達に何が一番いいか?と聞かれた時の、王道の答えは
「フランス人の恋人を作る」
かと思います。
でも、そんなの興味ない人もいますし、無理なお年頃の方もいるかと。また、いざ恋人になったとしても以心伝心できる間柄になってしまうと、使う単語や使い回しもマンネリ化。なんなら、英語や日本語を交えた変な文章でも通じちゃう事態になります。それはそれでいいのですが、他の人に通じないのが難点。
でも、それ以外にも方法はあります。
「アニメで覚える」
これねー、初めは結構バカにしていましたが、タラオと一緒にフランス語のアニメを観るようになって気づきました。
結構使えるやん!!
って。
ブーム終了のパジャマスク
タラオ的にはすでにブーム終了のパジャマスクですが、フランスでも人気みたいで同じくらいの年頃の男の子は、パジャマスクごっこを公園で繰り広げていたりします。
ちなみに、フランス語では「ピジャマスク(Pyjamasques)」。
ご存知ない方のために少々説明を入れておきますが、これ実はフランスのアニメなんですよ。ワタシはディズニー関係=アメリカのものだと思っていたのですが、フランス原産!
(以下、画像がないため、アマゾンの画像を入れていますのでクリックには注意してください)
男子二人と女子一人の3人組が、みんなが寝静まった夜(夜中の12時らしい)に悪者(といっても、こいつらも子供)を倒すという設定。特別なパジャマ着て変身だからパジャマスク、みたいなノリです。
「彼らの睡眠時間はどうなってるの?」
なんて、野暮な質問は置いておいてください。これはアニメの世界ですから。
名前が変わる主人公たち
我が家では、日本語版から英語版、そしてフランス語版と逆流したため、初めは
「フランスって本当に勝手になんでも名前を変えちゃうわよねー」
と勘違いしていたわけなのですが。。。実は変えていたのはアメリカ(もしくはイギリス)版っぽいです(だってフランス原産だから)。
キャットボーイ
青い男の子(ネコ)。英語名はそのままCatboy(というか、日本語訳がそのまま)。フランス語ではYoyo(ヨーヨー)。全然違うんですよ。ちなみにチームのリーダーらしい。
そして、この子の変身していない時の名前はコナー(Connor)。フランス語ではSacha(サシャ)。これまたまったく違う!
ワタシ、初めはアメリカ原産だと思い込んでいたので
「アメリカではコナーでも、フランス語でコナーは悪い意味(Conard)だから、名前を変えたんだな」
って思っていました。でも、逆だったのね!と。でも、どうしてネコなのにヨーヨーなのか?逆に気になりますけど。
アウレット
赤い女の子(フクロウ)。英語名はOwlette。フランス語ではBibou(ビブー)。うーん、日本人的には響きがいまいち。。。
普段の変身していないときの名前はアマヤ(Amaya)で、これはフランス語も一緒。
ゲッコー
緑の男の子(トカゲ)。英語名はGekko。フランス語ではGluglu(グルグル。グリュグリュに近い発音)。
変身していないときの名前はグレッグ(Greg)で、これもフランス語と一緒。
ちなみに、それぞれのカラーが目の色と一緒になっています。
悪役たち
悪役は3人出てきます。
ロミオ
頭の良い科学者の男の子。ロボットや色んなメカを作りだしてパジャマスクの邪魔をし、世界征服をするのが彼の夢。フランス語では「ロメオ」です。
ルナガール
ルナマグネットという月の力を使って色んなものを磁石のように引きつける力を持つ女の子。フランス語ではSorceline(ソースリン)。これはフランス語でいう魔女(Sorcière)を文字ったものだと思いますが、それを英語にしてもよく分からないため、いつも使う月の力からルナガール(Luna Girl)という英語名にしたのではないかな?と予想(責任は取りません)。
ナイトニンジャ
その名の通り、忍者です。夜にでてくるからナイトニンジャ(Night Ninja)。フランス語ではNinjaka(ニンジャカ)。つまり、柔道家のごとく忍者家てなわけです(笑)。
「日本では、忍者を忍者家なんて呼ばないよ」
という、本気の指摘はやめておいてください。
フランス語では、柔道をする人を「Judoka」と呼ぶので、その流れでニンジャカになったのだろうと。
脇役(悪役のサブキャラ)
実は、悪役の手下たちがいるので、そこも紹介しておきますね。
ロボット
ロミオが作ったロボットで喋ることもできるし、パジャマスクを捕まえる手伝いもします。
ニンジャリーノ
英語ではNinjalinos。ナイトニンジャの手下で数人いるナイトニンジャの小さいバージョン。フランス語ではNinjazouaves(ニジャズアヴ)。ちなみに、ニンジャリーノよりもちいさい「ミニニンジャリーノ」というのも登場したことがあります。
PJ Robot
シーズン2から登場するロボット。実はこれ、ロミオがパジャマスクの基地を占領するために作ったロボットらしいのですが、悪者の仲間よりも正義の味方に味方することを選んだらしく、基地でパジャマスクたちの危機を救ったりしています。残念ながら日本語名はわかりません。
他にも、同級生のキャメロンとか、肝臓やられているんじゃないか?ってくらいの顔色した担任の先生とか、サブキャラもいるんですけど割愛。
個人的総括
初めはちょっとバカにしていましたけど、アニメでフランス語の勉強になること間違いなし。ワタシも知らなかった単語が出てきて勉強になったり。
きっと、何語でも習得しようと思ったらアニメから入るのは間違いじゃないのかな?って思います(ある程度の基礎ができていたり、アニメの内容がわかっていないとちんぷんかんぷんで観る気にもならないと思いますが)。
タラオは本当に移り気な子で、昨日まであれを観ていたかと思えば、今日はこれを観たり、と親のワタシがついていけていませんが、それもフランス語の勉強の一つと思って「分からない言葉は3歳児に聞きながら」(笑)勉強しています。
千里の道も一歩から。ある日突然一気に語学ができるようになるわけないですからね。何事も積み重ねです。
ブログランキングサイトに登録してみました。下のどちら(か/も)クリックしていただけるとありがたいです。
-
前の記事
恐竜好きな子を持つ親必見!オススメの本 2018.11.03
-
次の記事
どれが好み?フランスのリンゴの種類 2018.11.22