フランスBIO商品の謎

フランスBIO商品の謎

日本と比べると、フランスではBIO(ビオ:有機栽培)の食べ物が手軽に手に入ります。どこのスーパーに行っても大小違いはあれど絶対にビオ商品は置いてあるくらい。値段だって普通の(ビオ以外の)ものと大差なかったり、時にはビオの方が安いなんていう逆転現象もあるほど。

で、以前の記事にも書きましたが、うちではタラオが生まれてから積極的にビオの商品を購入しています(ワタシが)。でも、旦那は

『ビオってどこまでがビオで、本当にそうかなんて分からないよね』

と懐疑的。

それでも、ビオというマークがついていることを信頼してさせて、乳製品や肉魚類はビオを、他にもお財布に余裕や選択肢があればビオを。。。という風にして買い物しています。

でも、買い続けていてやっぱり何かおかしいと思ったんですよ。特に果物や野菜を買う時。疑問に思ったことありませんか??

 

見た目が綺麗すぎる

特に大型スーパーのビオコーナーに置いてある野菜や果物。例えばビオ表示ではないものと、表示を外して並べてみたら大差ないくらい綺麗です。ナスやトマト、キュウリなど、その四半世紀以上前に祖母宅で採れたようなものとは大違い。

『むむ・・・もしかしたら旦那が言っていることは一理あるのかも・・・』

と内心思いました。

ビオという表示に騙されて(?)少し高いお金を払っているのかもしれない!

 

値段が安過ぎる

売っているお店、そして地方により値段の違いはありますが。。。

ビオのバナナが1kgあたり1.99ユーロ。そうではないもので安売りしていない場合1.80ユーロ。その差わずか0.2ユーロって。ニンジンもビオのもので1.50ユーロから2.30ユーロ(キロあたり)ほど。そうでないものは1.00ユーロから1.40ユーロあたり。

家庭菜園をやっていればわかると思いますが、薬を使わないっていうのは虫がたくさんついて本当に大変なんですよね。それなのに、そういう手間暇含めてこの値段!?

そもそも有機栽培の定義って?

BIOとか有機栽培って聞くと、勝手に頭の中で

『農薬を使用していない、自然に近いもの』

とイメージしていましたが、実際は農薬を使用しているんですよ!!!知っていました?

じゃあ、なんで『ビオ』を謳えるの?というところですが、要約すると野菜や果物の場合

遺伝子組み換えではない種子を用い、化学的な農薬や肥料を使用していないもの。

とあるわけですね。つまり、天然由来の農薬や肥料であれば使用OKということなんです!しーかーも、ある調査によると

天然由来の農薬の場合、化学的農薬に比べると効果が薄いためかなりの量を使用している農家もある。

とのこと!きゃー、みなさんこれはスキャンダルですよ!! (←すでにご存知でしたら無視してください)

そして肉やその他の食品はこういう定義があるそうです。

肉、魚、卵、牛乳においては、成長ホルモンや動物性の餌を与えないこと、また動物が適正に動き回れるスペースを確保していること。そして化学農薬、合成肥料、染料を使用しない自然農業の方法を尊重すること。

加工食品(乳製品やレトルト食品など)については、有機農法の原料の少なくとも95%で構成されていなければなりません。遺伝子組み換え製品、化学物質、食品添加物、または防腐剤は使用できない。

というわけです。

肉などについてはやはりビオのものを買った方がいい気がしますが、野菜や果物って微妙ですね。。。加工食品も残り5%は有機農法以外の原料でいいってことですし。まあ、でも添加物や防腐剤が入っていないことを考えると、ビオの方がマシなのかな?という感じでしょうか。

納得のビオ

化学的なものでなければ農薬を使用してもビオと呼べる、ということであれば、

『どうしてビオの野菜や果物は、そうでないものと比べて見た目が劣らないのか』

という謎が解けました。

ビオの方が美味しい!?

時々いるんですよね、『絶対にビオの方が美味しい!』って言い張る人。でも、なんでもかんでもビオの方が美味しいっていうのはどうかな?と。ワタシはそれほどビオ信者ではないので、『ものによっては、味が劣るものもある』と思っています。

実際の無農薬ってのは

前述したように、ビオは無農薬栽培ではありません。実際の無農薬野菜っていうのは、が普通に出てきます。キャベツなら青虫が顔を出すのは当たり前。真っ二つに切った時に青虫をギロチンの刑にしちゃうとか日常茶飯事。りんごも(穴が空いているから少し予想できるものの)突然ウジ虫みたいなのがヒョッコリ顔を出して『ぎゃー!』とかなります。見た目も不恰好なものが多いですしね。

ちなみに、ワタシは幼き頃トマトが大っ嫌いで(青めのトマトを食べてからのトラウマ)、ある時に祖母宅で食べた完熟トマトの甘さに驚き感動して(ちょっと大げさ)以降、トマトが好きになった経験があります。木(?)でしっかり熟したものは本当に美味しいです。

だから、いくらビオでも販売までのスパンを考えて早摘みしていたら美味しくないのも当然だな、と思うわけです。

それでもビオ

先にも書きましたが、それでも我が家(というかワタシ)は(経済的に困らない限り)これからもビオを買い続けます。野菜や果物類はこだわりませんが、やはりお肉や魚(特にサーモンやエビとか)、卵、牛乳はビオだな、と。

ちなみに少し前、ビオ専門店で買って美味しくなかったお米を放置していたら、コメ虫が湧いてきました(コメ虫を知らない人の方が多いかも。笑)。昔のお米にはよくあったのですが、最近コメ虫ってみかけないですよね(どんなのか知りたい場合はググってください)。でも、そういう虫が出てくるってのはやはり虫も生きられる状態にある=薬が少ないってことだな、と思うのです。

 

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