フランス子連れ旅行

前回のブログに、友達が2歳の女の子を連れてフランスに来たことを書きました。小さな子供を連れて旅行をしたことあるでしょうか?国内旅行ならばまだ勝手は分かるものの、日本から遠いヨーロッパとなると不安は大きくなりますよね。子連れ旅行にハプニングはつきものです。
今回は、子連れでフランスで来た時に知っていたら役立つかもしれないことをご紹介します。
突然の便秘
大人でもそうですが、時差の関係や長いフライトのせいでいつも出るはずのものが出なくて便秘になってしまうことありませんか?大人ならまだしも、小さい子供が便秘になると可哀想です。
ワタシも、タラオが1歳半くらいの時、断乳後に便秘になってしまった経験があります。その日は日曜で近くの薬局もスーパーも閉まっていたのを今でも覚えているのですが、子育ての先輩である旦那弟夫婦に聞いてみたら
『Héparという水が効くよ』
と言われました。
そして日曜でも開いている小さなお店へ旦那に買いに行ってもらい、少しだけ飲ませました。このお水は大人でも便秘に効くので、小さい子供にはあまり与えない方がいいのですが、本当に苦しそうな時に少量与えてください。我が家はこのときの応急処置で飲ませただけで、あとは飲ませていません。
便秘になりそうだな、というときはドライプルーンをおやつ代わりに食べさせるようにしています。ドライプルーンは『Pruneaux』 で、種子付きと種無しがありますが種無しは『Dénoyautés』。フランスではプルーンの産地としてAgenが有名なのでPruneaux d’Agen がオススメ。その他、BIOのものもあります。
ワタシは『Mi-cuits』とか『Moelleux』と書かれているものを選びます。すっかりドライフルーツではなく(意味わかります?)、柔らかさが残っていて子供でも食べやすいためです。
そのまま食べるのに抵抗がある子の場合、厚手の鍋にプルーンをいくつか入れて、水と一緒に煮込んで柔らかくし、ヨーグルトに混ぜて食べさせるのも手です。
そうそう、フランスで便秘の原因と言われるものがこちら
・ご飯(お米)
・バナナ
息子はお米もバナナも大好きなため、旦那や義家族からは『そのせいだ!』と言われる(責められる、の方が適切)こともありましたが、そんなこと言ったら日本人の赤ちゃんみんな便秘ですよ。『大丈夫、あげていないからー』と言いながらあげ続けたワタシ。タラオの便秘の原因は、断乳による水分不足。味がない水を飲むことが嫌いだったからなってしまったのです。外野が何と言っても無視です、無視。
急な発熱
友達の話から、便秘についてかなり熱く(?)語ってしまいましたが、続いて発熱問題。
友達親子にあった日の夜、なんと発熱してしまったそうです。。。会った時も若干咳き込んでいたのですが、まさか発熱するなんて。友達は解熱剤を持って来ていたようですが、フランスでメジャーな解熱剤は』『Doliprane 2,4%』。『Sans Sucre』は砂糖なしという意味です。
中に入っているスポイトにメモリがついていて、子供の体重に合わせてメモリまで薬を吸い上げます。すごく人工的なイチゴ味の匂いが漂い、砂糖なしながらも甘いのでタラオは大好き(笑)
解熱剤は日本でもそうですが、子供がだるそうにしていたり、うまく寝付けないときなどに飲ませてくださいね。小さい子供が熱を出すと(特に普段熱を出したことがない子の場合)心配になると思いますが、大体は医者に行かなくても回復することがほとんど。
海外で土日祝日などと重なった場合『どうしよう!救急に連れて行くべき!?』と迷うかと思いますが(実際友達も悩んでいた)、こちらの救急は(場所によるかもしれませんが)いつも人が多くて待ち時間が長く、行くと余計怪しい菌にやられる気がするので、ワタシは連れて行ったことがありません。小児科医にしても一緒。熱が出てしんどい時に連れ出すよりも、家でのんびり食べたいというものを食べさせてストレスフリーで過ごすようにしています(我が家の場合、なので責任は負いません)。もちろん、下痢や嘔吐を繰り返すような場合は行ってくださいね!
ただの風邪の症状で救急に行ったところで、上の解熱剤や抗生物質(フランス語でアンティビオティックAntibiotique)を出されて終了です。最近はあまり抗生物質を出さないようになったかもしれませんが、ワタシは個人的に子供の(大人でも)風邪に抗生物質を服用することに否定的。中耳炎(フランス語でオティトゥOtite)などを併発しているなら飲ませるかもしれませんが。
発熱しているときはただの水だけではなく糖分や塩分もあった方がいいのですが、フランスではポカリのようなものが手に入りません。スポーツドリンク系はありますが、怪しい色だったり。。。ちょっと。。。と遠慮したくなるものです。うちでは100パーセントのりんごジュースを水で薄めて飲ませます(熱のときはあまり濃いと飲みたがらないため)。軽く冷やしてあげるとゴクゴク飲んでくれます。
そのほか、喉が痛そうなときや咳をしているときは、蜂蜜レモン水を作っていますが、これもホテルで手作りできるのでオススメ。熱もあるときは塩も少々入れるといいですよ。
移動中にも便利なおやつ
タラオは、おやつにも醤油味(つまりお煎餅類)が好きなエンゲル係数の高い親泣かせの子供なのですが、これは時々食べてくれる!というのがコンポート(Compote)。
小さい頃はなんでも手作りしていましたが、働いているとそんな時間がないので最近はもっぱら市販のものを与えています。しかも、買ってみるとなんと便利なこと!特にこの写真のタイプ。手も汚さずに食べられるので、お出かけバッグの中には必需品。作るとなれば同じ味だけになってしまいますが、市販のものは色んな味が楽しめます。
写真は、りんご(Pomme)ベースの桃(Pêche)杏(Abricot)アセロラ(Acérola)味。
よくあるのが、
りんご+バナナ(Banane)
りんご+いちご(Fraise)
りんご+ナシ(Poire)
です。ま、これは絵が書いてあるので何味が予想できるので買いやすいかと。
友達の子がぐずった時にも、これを与えたら泣き止みました(笑)
『砂糖無しのコンポート、スーパーで買って帰るわ!』
と言っていた友達ですが、買ったよと送って来た写真を見てみたら・・・
惜しい!これはBIOだけど砂糖入りでした。薬と一緒で『Sans Sucre(ajouté)』と書かれているものを選びましょう。もちろん砂糖入りでも気にならない方は問題ないですが。
個人的総括
自分1人や大人だけの旅行とは違い、小さい子を連れての旅行は不安になることも多いかと思います。でも、困ったことがあってもフランス在住者のブログを検索して情報を得たりできるので、昔ほどの大変さはないと思います(特にフランス在住の日本人は多いみたいですし)。本当に便利な世の中になりましたよね(ほぼ年寄りの発言)。
また、ほとんどのホテルにはWi-Fiがありますし、日本からWi-Fiルーターをレンタルしたりすればどこでも調べ放題。保険会社やクレジットカードのヘルプデスクなども使えますしね。
というわけで、ハプニングが無いに越したことはありませんが、あまり不安になり過ぎないように子供と楽しいフランス旅行を楽しんでください!(←無理やりまとめた感が否めない)
ブログランキングサイトに登録してみました。下のどちら(か/も)クリックしていただけるとありがたいです。
-
前の記事
海外在住者がもらって嬉しいもの 2018.05.11
-
次の記事
フランスから母の日ギフト 2018.05.13